Postfixのインストール
お名前.comのVPSにPostfixを入れてみた。
トライアル期間中は25番ポートが閉じられていてSMTPが使えません。 そんなわけで、今回は Gmail の smtp を使ってみます。 smtp.gmail.com:587 で587番のサブミッションポートでメールを送ってしまおうというわけです。
サーバのドメインとかを設定します。
- onamae.com のドメインnaviで自分の所有するドメインを onamae.com の VPS に割り当てます。
- ssh でドメイン指定でアクセスできればOK
- ついでにホスト名とかも変更しちゃいます。
# vi /etc/hostname # vi /etc/hosts
ネットワークを再起動する。この時、SSHでつないでいると接続が切られるので注意。ってもう一度繋ぎ直せばいいだけですが。ついでに、お名前.comのVPSの「DNS逆引き設定」というのもやってみた。
Postfixのインストール
# aptitude install postfix
以下の新規パッケージがインストールされます: postfix{b} ssl-cert{a} 更新: 0 個、新規インストール: 2 個、削除: 0 個、保留: 0 個。 1,603 k バイトのアーカイブを取得する必要があります。展開後に 3,634 k バイトのディスク領域が新たに消費されます。 以下のパッケージには満たされていない依存関係があります: postfix : 競合: mail-transport-agent[仮想パッケージです] exim4-daemon-light : 競合: mail-transport-agent[仮想パッケージです] exim4-config : 競合: postfix [2.9.3-2.1 がインストール予定となっています] 以下のアクションでこれらの依存関係の問題は解決されます: 以下のパッケージを削除する: 1) exim4 2) exim4-base 3) exim4-config 4) exim4-daemon-light この解決方法を受け入れますか? [Y/n/q/?]
以下の新規パッケージがインストールされます: postfix ssl-cert{a} 以下のパッケージが削除されます: exim4{a} exim4-base{a} exim4-config{a} exim4-daemon-light{a} 更新: 0 個、新規インストール: 2 個、削除: 4 個、保留: 0 個。 1,603 k バイトのアーカイブを取得する必要があります。展開後に 170 k バイトのディスク領域が解放されます。 先に進みますか? [Y/n/?]
システムメール名は自分のドメインとかにあわせて書き換える
saslauthd は入っているので、設定と必要なパッケージの追加
# vi /etc/default/saslauthd
START=no となってるのを yes に変更
# Should saslauthd run automatically on startup? (default: no) START=yes
# aptitude install sasl2-bin libsasl2-modules
saslauthd を再起動する。
# /etc/init.d/saslauthd restart
/etc/postfix/main.cf の編集
# vi /etc/postfix/main.cf
下記を追加する。
relayhost = [smtp.gmail.com]:587 smtp_sasl_auth_enable = yes smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/sasl_passwd smtp_sasl_security_options = noanonymous smtp_sasl_tls_security_options = noanonymous smtp_sasl_mechanism_filter = plain smtp_use_tls = yes
/etc/postfix/sasl_passwd というファイルを作る。
# vi /etc/postfix/sasl_passwd
中身はこんな感じ
[smtp.gmail.com]:587 Gmailのアドレス:Gmailのパスワード
そしたら、hash形式にします。
# postmap /etc/postfix/sasl_passwd
そうすると、/etc/postfix/sasl_passwd.db というファイルができる。
あとは、postfix の再起動
# /etc/init.d/postfix restart
これで、めでたくメールを送れるようになります。
$ mail だれかのメールアドレス Subject: test test . Cc:
というように試してみます。送れないときは、/var/log/mail.log とにらめっこしましょう。ついでに、
# cat /etc/aliases
# /etc/aliases mailer-daemon: postmaster postmaster: root nobody: root hostmaster: root usenet: root news: root webmaster: root www: root ftp: root abuse: root noc: root security: root root: gojappe
root 宛のメールが gojappe になってるのを確認して、
~$ vi .forward
いつものメールアドレス
としておけば、root 宛のメールがいつものメールアドレスに届いてくれる。このメールが来なくなったら、VPSのお試しが終わったという事になる。
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