なすサーバ構築

NASサーバを作ってみる。

今回はケースから製作する。ということで文字通りゼロから作るわけです。問題はOSに何を使おうかと悩んでいたわけです。最近話題のZFSがおもしろそうかなとか考えると、NASはやっぱりFreeNASかな。ZFSなら、OpenSolarisとかJarisもありだな。とか悩んでいた。おいらが初めてさわったUnix系OSっていうのがFreeBSD(PC98用)だったりするし、初めてさわった商用UnixっていうのがSoralisいわゆるSunOSだったりする。とまぁいろいろ考えていたんですが、いよいよ、Debian6.0Squeezeが2011年2月5or6日にリリースされるらしい。となると、Debian GNU/kFreeBSDが使えるということになる。ただ、先日、試しに使ったときには日本語には対応していない様だった。インストールは単純明快で普通にDebianをインストールするのと変わりはない。というわけで、Debian GNU/kFreeBSDZFSというNASにしようと考えている。

そしてこれが今回のケースの設計図。これはBricscadのTrialで描いたものです。なかなかの力作だと思っている。なんとパソコンラックのキーボードとかを載せるところに収納してしまおうという設計です。

Case

micro-ATXのマザーにハードディスクが5+1、システム用が1台とRAID用が5台。電源は都合により500Wという仕様。というのは、500W電源が余っているため。HDDは間隔を大きくとって熱がこもらない構造(下図参照)。

HDD

エアフローは下図のようになる。左側から入り、マザーの上を通り、ハードディスクの隙間を抜けて、電源部とケース右側から排出されるという構造です。はっきり言って完璧。

CaseAir

スペックとしては、GIGABYTEのGA-MA785GM-US2H というマザー。こいつは半年くらい前に知人から譲り受けたAMDのAM2でもAM3でも載せられるという変態マザー。こいつにTDP45Wの低発熱CPUを載せて使おうというわけです。このマザー、メモリはDDR2を使用するものらしい。そしてハードディスクにはRAID用として1TBx5を予定している。なぜってこのマザーには5本のSATAがあるから。そしてシステム用にIDEでいいやという考え。もし気に入らなければeSATAも1本あるから大丈夫だろう。

ケースは前面側にI/Oパネルが見える。背面側は電源ケーブルのみとなる。前面側でいろいろなI/Oケーブルの抜き差しができる構造。まぁ最終的にはLANケーブルしか無い状態になるわけだけどね。それから必要になることは無いと思われるのだが、NASとしては絶対的に不要と思われる拡張用スロットも苦心の末に設計してしまった。今回の設計で一番苦労したのがこの拡張スロット部分だったりします。そして上部のカバーは載せるだけの簡単取り外し式。いつでも中をいじくり回せる構造というわけだ。

更新日時:2011/01/30 11:39:42
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