Atom330なマシン

Atom330なマシンにUbuntuを入れてみる

2010/01/04(月) 19:21 ― taki

以前から低消費電力タイプのPCを組んでみたかった。そんなわけで、今回購入してしまったのが、FOXCONNのこのモデル。通販で送料込みで15,400円で購入したのであった。このR11S4MI-BAというベアボーン。ちっちゃなケースにminiITXのマザーボード。デュアルコアのAtom330が載っている。HDDもODDも5インチが入ってしまう。そして、フロントには各種カードリーダがついている。
そこで考えたのは、HDD(ハードディスク)いらないんじゃない?ってこと。最低限必要なのはメモリと、HDDの代わりとなるストレージ。メモリはデスクトップ専用機の 1GBx2 から 2GBx2 へと交換した時のあまった 1GBメモリを使用することにした。ストレージもあまり使っていない 16GBの安物USB を使用することにした。
なんと安上がり!!
今回インストールするのはUbuntu9.04です。そして用意するのは、インストールのためのUSBメモリ。CD1枚分の容量があればよいので、手元にあった4GBのものを使用した。
それでは手順の説明です。

1. まずはUbuntuがインストールされているデスクトップから、

Ubuntuのメニュー => システム => システム管理 から
USBスタートアップディスクの作成 を起動。
そして、あらかじめ用意した(ダウンロードした)ISOイメージを指定する。
必要に応じて、フォーマット、そして作成と進めば、USB起動ディスクができる。

なんと単純明快。がしかし、ここにも落とし穴はあったのです。ここで、なぜか失敗してしまう。というトラブル。これは、日本語の問題というか

用意したISOイメージのパスは日本語を含まないパスに置くこと。
/home/tewasura/ubuntu-ja-9.04-desktop-i386.iso
とかならOKなのだが、
/home/tewasura/デスクトップ/ubuntu-ja-9.04-desktop-i386.iso
では失敗してしまうのです。
なんか、英語版のソフトを日本語環境で使うときによくあるトラブルですね。

2. いよいよインストールです。インストールは簡単で、USBで起動して、別のUSBをターゲットにしてインストールするだけ。
ところがここでまたまた大きなトラブルが、、、インストールにやたらと時間がかかるのです。安物のUSBにインストールすると遅すぎて使い物にならない。それでもなんとかインストールが終了し、システムを起動すると、、、遅すぎ!ここでUSBメモリは断念することになる。

HDDを使えば良いのだが、消費電力を抑えるというECOな予定が狂ってしまう。そこで、今度はデジカメ用のSDHCを使用してみることに。以前に購入した 8GBのSDHC2枚のうちの使っていない方を使ってインストール。なんとUSBメモリとは比べ物にならないスピード。

atom330

そんなわけで完成したのですが、せがれ5歳に使わせたらなんとNG。

せがれ5歳:「ぱぱ、ひこうきのゲームいれてよ」
ぱぱ49歳:「わかったよ」

というわけで、playdebAstroMenaceをインストール。ひこうきのゲームとは、せがれ5歳のお気に入りシューティングゲーム。がしかし、ゲームをはじめて間もなく

せがれ5歳:「ぱぱ、ひこうきがおそいよ」
ぱぱ49歳:「........」
せがれ5歳:「もっと大きいパアソンコン(パソコン)がいいんじゃない。」
ぱぱ49歳:「たぶんね」
せがれ5歳:「小さいからゲームができないんだよ。」

マザーのオンボードのビデオではゲームをするのには無理があるようだ。PCを占領されないようにしたつもりが失敗に終わったようだ。

ぱぱ49歳:「新しいパソコンをクリスマスのプレゼントで作ってあげるから」
せがれ5歳:「ひこうきのゲームできるやつね」

ということで、また新たな出費となるのであった。
ちなみに、Atom330なマシンは後日、無線LANを装備して、高校生のネットワーク専用機となったのでありました。

3. 無線ネットワークを使う
Ubuntuで無線LANを使うには、ndiswrapper という優れものを使います。こいつは、Windows用の無線LANドライバをLinuxで使えるようにしてしまう。

まずは、Synaptic で ndisgtk をインストール。

今回のPCにはCDドライブが無いので、CDの中身をUSBメモリにコピー。

ndiswrapper を起動して、Windows用のドライバを指定する。

あとはちょちょいと設定してあげれば、上の写真の様に使えるようになる。
PCを使っても電源を切らない、ぐうたらにはぴったりの省電力PCは、高校生の部屋へと旅立ったのでした。ちなみに、写真に一緒に写っている液晶ディスプレイは1月2日に某PC-Depotで1万円ポッキリの限定販売で手に入れたものです。お店に着いたときには100人ぐらいの行列ができていて、無理かな?とも思ったのだが、さすがに液晶ディスプレイを目的に来ている人は少ないらしく、何とか手に入れたのでした。

そして、せがれ5歳のPCはなんと、Antecのケース(これも以前に限定販売で手に入れた)を使ったものとなったのでした。

追記

Atom330はさすがに省電力、普通に使っている状態では、35W程度しか消費しない。

更新日時:2010/12/16 19:35:29
キーワード:
参照:[本日のメニュー] [NASのパフォーマンス]
このページは凍結されています。